Google には Google チャット というチャットアプリがあります。Google アカウントがあれば誰でも利用できて、他の Google アプリと連携もできる便利なアプリです。
しかし世の中にはLINEやSlackなど多くのチャットアプリがあるため、Google アカウントは持っているけど Google チャット は使っていないという人は多いです。
僕は仕事で Google Workspace の導入支援をしているので、Google チャット の優れている点を日頃からお客様に案内しています。
この記事ではその経験を基に、Google チャット の特徴9選を解説します。
この記事を読めば Googleチャット の基本機能と、なぜ仕事では Google チャット を使うべきかが分かります。
Google チャット について知りたい方はぜひ最後まで読んでください。
※この記事では Google Workspace で使えるGoogチャットの機能を紹介します。一部無料版 Google アカウントでは使えない機能もあるのでご了承ください。
Google チャット とは Google のビジネスチャットアプリ
Google チャット はGoogle のビジネスチャットアプリです。
1対1や複数人でチャットをしたり、社外の人とチャットをしたりできます。
Google アカウントとパスワードが同じであれば、パソコン、タブレット、スマホ、どの端末からでも同じチャットにアクセス可能です。
特徴は他の Google アプリと連携できることで、Google ドライブ や Google カレンダー、Gmail などと連携することでよりスムーズな情報共有とコミュニケーションが実現できます。
Google チャット の特徴9選
基本的なチャットの機能は完備
Google チャット にはチャットアプリに必要な機能が一通り揃っています。
- 1対1、複数人、チャットスペースでのチャット
- 文字の書式設定やファイル添付、絵文字でのリアクション機能
- 送信取り消しや内容の編集機能
- ユーザーブロックとチャットの非表示
- スマホアプリ有り
また組織内の人とチャットをする場合、検索時にオートコンプリートで名前が表示されるのでわざわざ名前やアドレスを全て入力する必要がありません。
社外ともチャットできる
Google アカウントを持っていれば、社内の人だけではなく社外の人ともチャットができます。
1対1のチャットだけではなくチャットスペースに招待もできるので、社外の人を含めたプロジェクトの連絡に活用できます。
メールだと堅苦しくなる社外の人との連絡ですが、チャットであればスピード感のあるコミュニケーションが可能です。
管理コンソールで様々な設定ができる
Google Workspace は組織のアカウントやアプリ設定を管理できる管理コンソールが使えます。
管理コンソールでは Google チャット のオンオフや社外とのチャットの制限、チャットスペースの管理などが行えます。
これらの設定を活用して、組織で Google チャット を使う環境を整えられます。
管理コンソールについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
Google アプリとの連携
Google チャット は以下の様に、他の Google アプリと連携できます。
- 添付するデータを Google ドライブ から選択可能
- ワンクリックで Google Meet を作成して添付
- ワンクリックでチャットのメンバーを含むカレンダーの予定を作成
- Gmail 画面、Gmail アプリからチャットを開ける
- 各種アプリをチャットと別に立ち上げる必要がない
他の Google アプリと連携できるのは、他のチャットアプリにはない Google チャット の大きな特徴です。
僕も仕事でチャット画面から Google Meet を開いて会議することがよくあります。アプリを別で立ち上げる必要がないのでスムーズなコミュニケーションが可能です。
webhookやチャットbotによる拡張性
webhookで外部アプリと連携したり、いくつかのチャットbotを利用したりできます。
使い方によって人対人のコミュニケーション以上の使い方が可能です。
Google Apps Script (GAS)を活用することで、例えば「スプレッドシートに入力された営業数字を毎朝チャットで通知する」こともできます。
引用返信、スレッド返信に対応
過去のチャット内容を引用して返信できたり、繰り返し話す必要があるチャットはスレッド返信でスレッド分けできたりします。
チャットが活発だと過去の会話が流れてしまい、古い話題に関して会話しづらいことがあります。
これらの機能のおかげでそのような場合でもスムーズに会話できます。
Google チャット で引用返信ができるようになったのは2023年の4月頃です。それまでは「引用返信ができないから他のチャットアプリを使っている」という人がいたくらいに、引用返信ができないことはマイナスポイントでした。引用返信ができるようになったことで、Google チャット の利用者が増えていく気がしています。
チャットスペースでタスク管理が可能
チャットスペースにはタスク画面があり、タスク名と期限、誰にタスクを割り当てるかを入力できます。
誰に割り当てるかを入力すると、割り当てられた人の Google カレンダー にタスク予定が自動で作成されます。
チャットとタスク管理を別のアプリで管理する必要がありません。
1目で分かるステータスを設定可能
オンラインやオフライン、ミュート中が一目で分かります。
カスタムから文字の入力をすることで、より詳細なステータスを設定可能です。
僕の職場では「〇月〇日 有給休暇です」と表記している人が多いです。チャットを送られても対応できない場合にステータスを書き込んでおくと便利です。
アナウンス専用チャットスペース
管理者だけが投稿できるチャットスペースを作成できます。
アナウンス専用にすることで無駄な会話がなくなり、効率的な情報共有ができます。
なおチャットのメンバーはチャットの投稿はできませんが、管理者のチャットに対して絵文字でリアクションは可能です。
Google Workspace を利用するならチャットは Google チャット を使うべき
LINEやSlack、Chatworkなどチャットアプリはたくさんありますが、Google Workspace を使うなら Google チャット を使うのをオススメします。
上記の特徴で述べたように Google チャット は他の Google アプリとの連携が強く、スムーズなコミュニケーションや情報共有ができます。
また管理コンソールで組織内のチャットスペースの管理や外部とのチャットを制限できるので、安全な環境を構築した上でチャットを利用できます。
このようにメリットが多いので、Google Workspace を使うならチャットアプリにはぜひ Google チャット を利用してください。
Google チャット を活用して組織の情報共有とコミュニケーションを活性化させよう
以上で Google チャット の特徴8選の紹介を終わります。
Google チャット は他の Google アプリと連携することで、ただのチャットアプリ以上の使い方ができます。
特に Google Workspace を利用しているのであれば、チャットアプリは Google チャット の利用を強くオススメします。
ぜひ Google チャット を活用して、組織の情報共有とコミュニケーションを活性化させてください。