- Cloud Digital Leader 試験に合格するには何をしたらいいの?
- GCP の経験がないから不安
- どれくらい勉強したらいいのか知りたい
Cloud Digital Leader を受験しようとした際に、上記のような不安を感じる人は多いです。しかし具体的な対策が分からないせいで、勉強に尻込みしてしまう人も少なくありません。
僕は GCP の知識と経験はありませんでしたが、約20時間ほどで Cloud Digital Leade r試験に合格できました。
そんな僕が試験対策に使った参考書と問題集、合格に費やした時間を紹介します。
この記事を読めば Cloud Digital Leader 試験合格に向けての道筋が分かります。
Cloud Digital Leader を取得したい人はぜひ最後まで読んでみてください。
・Google Workspace のプロフェッショナル資格保有者
・GCP の知識と経験は無し
・基本情報技術者試験に合格済み
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Cloud Digital Leader は GCP の基礎認定資格
Cloud Digital Leader は GCP の基礎認定資格で、難易度は1番簡単です。
内容はクラウドや GCP の各プロダクトに関する知識、それらの活用方法など広く浅く出題されます。
合格すると以下のようなデジタル認定証が発行されるので、GCP に関する基礎的な知識を有していることを証明可能です。
Cloud Digital Leader の公式ページは以下のリンクです。
https://cloud.google.com/learn/certification/cloud-digital-leader?hl=ja
Cloud Digital Leader 取得に必要な時間は約20時間
Cloud Digital Leader 取得に必要な時間は約20時間で、流れは以下の通りです。
- 取得する目的を明確にする
- 公式の Cloud Digital Leader 模擬問題を解く(1時間)
- GCPの概要を本でざっと学ぶ(4時間)
- Udemyの Cloud Digital Leader 模擬問題集を2回解く(14時間)
順番に解説していきます
1.取得する目的を明確にする
まずは何故 Cloud Digital Leader を取得したいのかを明確にします。僕の場合は以下の通りです。
- Google Workspace に詳しくなるために、基盤となっている GCP の知識をつけたかった
- Google のパートナー会社なので、従業員の有資格数が大切
- 資格手当が支給される
目的が曖昧では受かる試験も受かりません。
まずは Cloud Digital Leader を取得する目的を明確にしましょう。
もしもこれらの目的がなければ、勉強に身が入らずに不合格になっていたと思います。
2.公式の Cloud Digital Leader 模擬問題を解く(1時間)
まずは試験でどんな問題が出題されるか把握するために、公式の Google Cloud Digital Leader の模擬問題を解きます。
GCP の知識がなければ解けない問題もありますが、中には GCP の知識がなくても解ける問題もあります。
模擬問題では高得点を目指すのではなく、試験に出る問題の形式を確認できれば大丈夫です。
3.GCP の概要を本でざっと学ぶ(4時間)
僕は GCP に関する知識も経験もなかったので、GCP の概要を掴むために以下の本を2回読みました。
そもそもクラウドとは何かという基本的なことから、GCP の主要なプロダクトの説明まで1冊でカバーされています。
フルカラーで構成されているので、視覚的にも内容を理解しやすいです。
目的は GCP の概要の把握なので、ざっと目を通すだけでかまいません。GCP にはこんなプロダクトがあるんだと分かればオッケーです。
1周2時間くらいで読み切れると思います。
GCP に関する本は何種類かあるので、本屋で読んだりamazonのサンプルページを確認したりして自分に合ったものを選択してください。
4.Udemyの Cloud Digital Leader 模擬問題集を2回解く(14時間)
最後にUdemyで販売されている、Cloud Digital Leader 模擬問題集を2回解きます。僕は以下の問題集を利用しました。
・GCP:Google Cloud Digital Leader 模擬試験問題集(6回分320問)
問題数が多く、全問題に解説がついているのでオススメです。こちらを解いてみて、正解でも不正解でも解説を読んでみます。
320問解き終えたら、もう1度最初から解き直します。次は不正解の箇所だけ解説を読み、知識の穴を無くしていきましょう。
ここまですると模擬問題の正答率は70%を超えているはずなので、公式ページから試験に登録しましょう。
もしも2回解いただけでは不安な場合は、さらに模擬問題を解いてみてください。
解説で分からない箇所があれば3.で利用した本の該当プロダクトのページを確認して、理解を深めます。このとき本にも記載がなければ、本にその内容を直接書き込むことをオススメします。そうすることで、自分専用の試験対策書を作り上げることができます。
モバイルアプリを活用する
Udemy にはiosとandroid対応のモバイルアプリがあります。それを活用すれば、隙間時間に模擬問題を解くことができます。
模擬問題はどれだけ数をこなせるかが重要なので、モバイルアプリの利用をおススメします。
僕は電車移動やお風呂、寝る前に布団に寝転がってなど、モバイルアプリで隙間時間を活用して問題集を解いていました。
内容の深堀は不要
注意点として、試験に受かるだけであれば内容の深堀は必要ありません。参考ドキュメントを読んで理解を深めようとすると非常に時間がかかります。
- 仮想マシン= Compute Engine
- グローバルなリレーショナルデータベース= Cloud Spanner
- インターネットを経由させない通信= Cloud Interconnect
上記のように、プロダクトごとの特徴を覚えるだけで問題ありません。
実際の試験でも、特徴を見ただけで回答が分かる問題が多かったです。あくまで目標は Cloud Digital Leader の合格なので、プロダクトの詳細を理解しようとしないでプロダクトの特徴を掴むようにしてください。
Cloud Digital Leader 取得のメリット
GCP の概要を把握できる
本を読んだり模擬問題を解いたりすることで、GCP にはどんなプロダクトがありどんなことができるかが分かります。
深く学びたいプロダクトがあれば、追加で学ぶこともできます。
僕の専門は Google Workspace ですが、GCP を学んだことで発想の幅が広がりました。
就職や転職に役立つ
Cloud Digital Leader は Google 認定の資格なので、自分が GCP の知識を有していることを証明できます。
もしIT企業への就職や転職を考えている場合、Cloud Digital Leader を所持していることがプラスになることもあります。
Cloud Digital Leader の取得をきっかけに上位のProfessional資格を取得できれば、より就職や転職に役立てられます。
会社から評価される
会社によっては、Cloud Digital Leader の取得が昇進・昇給に影響することがあります。
それらに影響しないとしても、自身のスキルを証明することで社内で評価される可能性はあります。
IT人材は重宝される時代なので、積極的に取得を目指してみて下さい。
僕はCloud Digital Leader を取得したことで資格手当をいただけるようになりました。
Cloud Digital Leader を最短で取得しよう
以上でCloud Digital Leader 取得に使った問題集や勉強時間の紹介を終わります。
Cloud Digital Leader は GCP プロダクトに関しての専門知識は必要ないので、GCP の概要把握と模擬問題を繰り返せば合格は難しくありません。
また Cloud Digital Leader を取得することで上記のようなメリットもあります。
当記事で紹介した流れで勉強をして、ぜひ Cloud Digital Leader を最短で取得してください。